Garally


    

  『泥酔』

 いつもの帰り道

 違うのは君が隣にいること

 目を開けるのもしんどくて

 君だけを頼りに歩いてく

 仮面が剥がれ落ちたのも

 わからずに

 君が聞いているかも

 わからずに

 意味不明なことを話しかける

 何もかもが夢のように過ぎてゆく

 唯一つ手の温もりだけを除いて

            RISU